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2009.10.28

World Cup 2006 Final Closure (ABC/ESPN)

 サッカーの前に音楽ファンである私。
 U2は本当に大好物なのですが、今朝なんとなく「One」て曲を歌いたくてYouTubeで探してたら、こんな映像が出てきました。
 ドイツW杯の総集編なのですが、よく見ると歌詞と同期していて、すごく感動的です。

たとえば、
・ルニ坊がリッキーを踏んづけて退場になったシーン
 「we hurt each other then we do it again」(私たちはお互いを傷つけあう、そしてまたもややってしまう)
・オーウェンが靭帯を怪我して、這ってピッチを出ようとするシーン
 「You ask me to enter but then you make me crawl」(あなたは入れと言っておきながら、私を這わせた)
・ひざをついてガックリとうな垂れるネドベドのシーン
 「When all you got is hurt」(あなたの得たものは痛みだけだった)
・ベッカムとテリー君の握手、ジダンと仲良しのバルテズが肩を組むシーンで
 「brothers」(兄弟よ)

そのほか、

・ジョーのおたけびシーン
・ガーナが負けた試合で、エシアンの肩を抱いて慰めるチェフ
・もちろん、レッドカードを受け、ジュール・リュメを尻目に去っていくジダン

も入ってます。

これ見て、サッカーってなんでこんなに、人の心を強烈に揺さぶるのかなぁ…とつくづく思います。
人が集まるところにはお金が集まり、思惑も集まるわけですが、それでも、
私たちの心を動かすものはお金なんかじゃ買えないほんものだ、と思います。


2006.07.17

他のファンには歌って欲しくない曲

 私が異議を唱える立場にないことはじゅうじゅう承知なのですがあえて異議を唱えさせていただきます。

 W杯でドイツに行き、スタジアムでやたらイングランドのサッカー応援歌がかかっていることにかなり驚いた私。The Firmの「All together now」もそうだし、ほんとは「We are the champions」すら英国人以外には歌って欲しくないのですが、別にサッカーの応援歌というわけじゃないので仕方ない。としても、やっぱり「Three lions」はイングランド人以外には歌って欲しくないわけです。だって、「football is coming home」の「home」とは、サッカーの母国である英国のことを指しているわけですから。
 だというのに、スタジアムではかかりまくりで、ドイツ人たちもノリノリで歌ってたわけですよ。大体、ドイツにいるサッカーファンの先輩社員なんてアメリカの曲だと思ってたんですよ!

 かめ吉さん経由ですがThree lionsのドイツで歌われているバージョンを発見しました。イングランド人以外でも歌えるように、問題のある部分は歌詞を変えてあります。主な変更点は、

・Three lions on the shirt(シャツにはスリーライオンズ)-Heroes in the shirt
(ユニフォームを着たヒーローたち)
 さすがにここは一番問題がある部分
・Jules Rimet still gleaming -> Everybody’s dreaming
・And now I see Ince ready for war
Gazza good as before
Shearer certain to score
And Psycho screaming
->さすがに選手の名前の部分は「we」などに変えてある
 Psycho screaming -> The crowd is screamingの部分は一番つまんない。あのサイコだから金切り声をあげるのが似合うわけで…

 ほかにも、歌詞はそのままなんだけどしっくりこない部分が多い。
 もともとこの「Three lions」という曲は、ユーロ96の応援歌としてリリースされたのだけど、これが評判が良かったのでW杯仏大会に合わせて98年に歌詞を若干変えて再リリースされたわけですよ。だから、この98年バージョンにはユーロ96の反省点?みたいな内容が入ってるわけです。
 たとえば、冒頭はサウスゲートがPKを外した時のガッカリ実況から始まってる。だからこそ、それを受けて、オリジナルとは違い「It’s coming home」ではなく「We still believe…」(それでも俺たちは信じてる)で始まるわけですよ。そのさらに後で

ヒーローたちのことを思い、灰色の服を着て涙する
決勝戦の日だってのに、何もすることがない
1日ベッドでグダグダする

わけだし、「あともう少しだった、あともう少しで勝てたのに」と嘆くわけです。
 すべては96年のオリジナルがあったからこそこういう「ちょっとガッカリしたけど、今度こそ!」みたいな内容になったんだと思うのです。
 なのに、ここだけ切り取られてカバーされてもねぇ。

 イングランドはサッカーの母国なくせに今まで母国開催の1回しか優勝していない。みんなには「期待させておいてやっぱり裏切る」みたいな言い方をされる。そのへんをファンが知らないわけがない。でも優勝回数が問題じゃないんだ。そりゃドイツ代表やブラジル代表の胸に輝く星の数を見たら羨ましいですよ。でも、

Thirty years of hurt
Never stopped me dreaming (Three lions 96)

 なんてちょっと自虐チックに歌ってしまうイングランドサポだから私は好きなわけです。
 要するに、
おいおい! ホームってのはうちだぜ! おまえらに歌って欲しくないよ!
 ていうことかな。

 でも私だってイングランド人じゃないので、正確な意味では歌っちゃいけないのかもね(笑) イングランドファンという意味ならいいんでしょうけど。

2006.07.16

ルーニー「あれはわざとじゃない」

Stamp was not deliberate – Rooney

 死ぬまで言い続けてやるけど、あれはわざとじゃなかったんだってば。だってオレ、ヤツに背中を向けてたじゃねーか。見えるはずねーよ。ほんとに事故だったんだ。
 わざとやったんなら、今頃やつはまだ病院にいるっての

 そらそうだ。最後の1文が妙に説得力がある。


Rooney: I just can’t get to sleep without the Hoover on
 こっちはDaily Mailですが、ルニ坊は掃除機をつけっぱなしにしてその騒音を聞きながらでしか眠れないという変な癖があるんだそうです。コリーンちゃんのドライヤーをつけてることもあるらしいく、何個もだめにして嫌がられてるそうだ。
 
 みんなサッカー選手の性格を知っていると思ってるだろうけど、それは嘘だ。私生活ではオレは静かで繊細でシャイな人間なんだ。

 たぶんそうだと思うよ。あのドッキリ企画のルニ坊がほんとの彼なんだと思う。

 あのコリーンちゃんの彼氏でありながらあまりヘアスタイルや服に興味がないそうで。

 毎日毎日最新ファッションで控え室にやってくるやつらを見るとどうにも理解できないよ。俺は大抵、スリッパ履きで控え室に来るんだけど、みんなオレのこと「ダッセー」って言うんだ。普通の家履きのスリッパだよ。一足はマークス&スペンサー(*)で買ったやつで、もう一足はマーケットで買った、イングランドの国旗が前に書いてある安いやつ。

 まさにマージーサイドのチンピラ。でも、マークスに行くことはあったのね~。

(*マークス&スペンサー:自社ブランドの衣料品・靴・ギフト商品・家庭用雑貨・食品などを販売する小売事業者。百貨店というのは大げさだが、ちょっと高級なスーパーと思えばいいかも)

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2006.07.13

らんらん、南仏クルーズ

FRANK LAMPARD SETS SAIL WITH LITTLE LUNA
 nofrillsさんより教えてもらいました。英国版「女性自身」、「Hello!」誌の記事です。(このサイトはNo checkでした、私にとっては鬼門の雑誌なので)。
 これのよると、W杯のことは思い切り忘れるため、エレンちゃんにルナちゃん、そして友達と豪華ヨットでホリデーに出かけたそうです。ヨットに翻ってる旗がポルトガル国旗なのはなぜなのかが気になるけど。場所は地中海のサン・トロペ
 ってそれどこですか状態ですが(わたくし実は旅行はあまり好きじゃないのです)、フランス南部トゥーロンとニース間の地中海海岸沿いにある港らしい。「1920年代から国際スターが来るように成りますが、サン・トロペ本当に名声を得るのは1950年代からピカソやブリジッド・バルドー等多くの有名人が別荘を建てた時からです。夏のシーズンには港は高級ヨットで賑わい最良のビーチがベ・ドゥ・パンプロンヌに沿って広がる」とガイドに書いてあります。まあ要するにセレブ御用達というところでしょうか。

 正直子供が生まれたあたりから調子下降気味なのが気になりますけど、プレミア始まったらW杯のことはなかったように活躍してくれることを希望します。


ボロ、フートとの契約中止
 日本時間夜10時過ぎに出たニュース速報。えええ!?
 何かメディカルで問題があったらしいのですが…

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2006.07.12

ジダーン、弁明す

Zidane explains
 仏カナルプリュスのインタビューに答えたジダーン。フランス語から英語に訳されたものを私が日本語に訳してそれで大丈夫かという問題はさておき…

–イタリアでは5年プレイされたので、イタリアの選手もよくご存知だと思います。彼らのうちの誰かと以前問題がおきたことはあったんですか?

 いや、一度もありませんでした。
 いつも何らかの問題を起こす選手というのはいます。試合とはそういうものですから。ですが、私は誰とも揉め事を起こしたことはありませんでした。

–マテラッツィともですか?

 ええ、一度も。あの事件の前には一度だって彼ともめたことはありませんでしたし、あの試合の時も彼が私のシャツを引っ張るまでは何もなかったんですよ。
 彼が私のシャツをつかんだので、止めてくれと言ったんです。俺のシャツが欲しいんなら、試合の後で交換してやるから、とね。
 その時でした。彼が非常に激しい言葉を言ったのです。何かされるよりもっときつい内容の言葉でした。それも、何度か繰り返したのです。非常に短い間に起こったできごとでした。彼の言葉で私の心の奥は非常に傷つきました。

–みんなが、その時具体的になんと言われたのか知りたがっているんですが。

 すごく重大なことなのです。そして個人的なことでもありますから。

–お母さんとお姉さんについての?

 はい。とてもきつい言葉でした。
 一度目ならまだ、忘れようと努力すればいい。ですが、これが2度3度と続くと…
 私は人間です。それを言われると、何かされるよりよっぽどつらいような言葉があるのです。そんなことを聞くくらいなら、まだ顔を殴られたほうがましでした。

–彼はあなたのお母さんやお姉さんについて、2度か3度何かを言ったのですね?

 はい。私はその挑発に乗ってしまいました。もちろん、してはならないことでした。この部分は強調しなくてはなりません。
 テレビで20億や30億の人々があの場面を見ていました。そのなかには、何百万人もの子供たちもいたはずです。
 子供たち、そして彼らにしていいこといけないことを教える立場の人々に対して、言い訳のしようもない行動でした。私は謝りたいと思います。

–後悔はしていますか?

 後悔などできるはずがありません。そんなことをすれば、彼はああいうことを言ってよかったのだと認めることになってしまいます。何より、マテラッツィのあれは正しい行動ではなかったのです。
 批判されるのはいつも、挑発に乗った方です。もちろん罰せられるべきですが、挑発する者がいなければ、挑発に乗る者もいなかったのです。
 あのようなW杯決勝で、それもあと10分でサッカー人生が終わるという時に、私がおもしろがってあんなことをすると思いますか?

–もちろん、思いません。しかし現時点であなたは爆発してしまったわけで。

 あの時挑発行為があった。それもひどく深刻なものだった。それだけです。
 私の行動は許されるものではありませんが、罰せられるべきは本当の犯人です。そして、本当の犯人とは、挑発行為をした人間なのです。voilクJ〓 (以上)

 最後の1パラが、彼が本当に言いたかったことなんでしょうね。確かに悪いことしちまったけど手を出してこなけりゃあんなことするはずなかったんだ、悪いのはあいつだ、という。
 まああまりひどく「悪かった」と思っている感じは受けません。
 が、こういうのは一方的にどちらかだけが悪いというような性格のものではないことだけは確かだと思います。

 それにしてもカナルプリュス、視聴率どれだけになったんだろう?


Mad Materazzi
 例の待てラッツィですが、98-99シーズンだけえばとんにいたんですよね。その時も、たいした仕事はしなかったのにレッド3枚、イエローを12枚もらったらしい。1シーズンでレッド3枚って。
 この記事書いてるのは当時Liverpool Echoにいた記者らしいですが、それくらいしか印象にないらしい…だからインテルでの活躍を耳にしてびっくりしたそうだ。


ガッツさんマジ怖いですー
 ケロタカさんより。本当にマフィアのようです。
 マフィアというと、「マスターキートン」にその語源について、「Morte alla Francia Italia anela (すべてのフランス人に死を。これはイタリア人の叫び)」の頭文字を取ったものだと書いてありました。すごいなと思ったんですが、かなり苦しい説明らしい。諸説あるそうで何がほんとの語源かは定まってないそうですね。


Klinsmann quits as Germany coach
 目が覚めて一番最初に見たニュースがこれでびっくり。ドイツを3位にした立役者、ユルゲン・クリンスマン監督が辞任だそうです。いえ、彼の人となりからしたらむしろ「やっぱりな」ということなんでしょうけども。
 統計によると、ドイツ代表選手全員、ドイツ国民の93%が留任を希望していただけに、惜しまれます。彼は彼の人生を生きたいのでしょう(たぶんアメリカで…)。自国開催のW杯のためにだけ、ちょっと帰ってきた救世主だったのかな。そういうのもいいかもしれません。


Lippi resigns from Azzurri post
 と思ったら、あらあら、結局リッピも辞任ですか…

2006.07.11

王の帰還

■責任感じちゃってアンリの腕の中で泣き崩れるトレゼゲ

 レ・ブルー、帰還。エリゼ宮(仏大統領官邸)でファンの声援にこたえる。
 もちろん、主役はジズー。それと泣いてるトレゼゲ。アンリやシセ、リベリーが「拍手してやって」と民衆に訴えるシーンはちょっと胸に迫るものがあります。
 フランスは、みんなが決めちゃったからねえ…イングランドのようにランパード自ら止められ、ジェラードも…とみんな総崩れなら、1人が責任感じることもなかったのに(ここ、書いててすごくつらいです)。
 PK戦なんてほんとballot(くじ)みたいなものだからねえ。はずれたからって(たいていは)はずした人のせいじゃないんだよね。明らかに失敗した人は除き。ええあくまで試合結果は引き分けなんですよ引き分け。

 猫屋さんちのコメント欄見ると、みなさんの悔しい気持ちがよくわかります。
 うちらも「陥れられた」という悔しさがあるので。
 (真相はまだわからないけど、ファンとしてはやっぱり「あそこで陥れられて退場にならなければ!」って気持ちがあるんですよね)


■憶測広がる退場の背景=「深刻な言葉があった」とジダン代理人

 AFP電によると、ブラジルのテレビ局グロボは、映像を通した読唇術の専門家の解析として、マテラッツィが2度続けて「売春婦」と発し、ジダンの家族を侮辱したと伝えた。
 真相は依然闇に包まれているが、ジダンの代理人は、「数日中に、彼の口から真実が明かされるだろう」と話している。(時事)

 しかしあの場面でなぜ家族のことを「売春婦」というのか。
 要するに、「お前のかーちゃんでーべーそー」という幼稚園児と同じなのか。
 ほんとだったら、あまりにいかにもな挑発行為。

 どうやらこのようなものだったらしい(ジダーンへの暴言)(todays_news_from_uk )にはもっと詳しく出てます。
 すいません、丸写しさせてください。

・ブラジルのテレビ局Globoが雇った読唇術の人が言うには、姉(妹)のことを「売女」と言った。2度。
・同局同番組によると、その後さらにジダーンに対する「粗野な言葉(coarse word)」を言った。
・「テロリスト」と言ったのではないかとか、「フランスのためにプレイする権利はない」と言ったのではないかというレポートもある。
・しかしマテラッツィは月曜日に、「汚いテロリスト」と言ったということは否定している。「俺はアホだから(以下略:上記NTY記事参照)」
・ジダーンのエイジェントがBBCに月曜日に語ったところによると、身体的暴行ではなく、言葉の暴行が、ジダーンの暴力的反応のトリガーとなった。
・エイジェントは、「マテラッツィは非常にひどいことを言ったというのだが、それが具体的に何かは聞かされていない。数日中に彼が語るだろう」と語った。

 読唇術で人種差別を批判されたのはどっかのプレミアの選手にもいたような…。それが証拠になるかどうかは分からないんですが。

英語圏で「私はアホなのでterroristという言葉の意味さえ知らない」というのが流れたのは、マテラッツィには相当痛いですね。

 はい、私もあのニュース、素直にそういうふうに読みました。Lost in translation.

(猫屋さんとこもそうだけど、このへんのブログはみんな、実は本館のニュース読みのほうでお世話になっているブログだったりする…それだけ今の巷のニュースはジダーン問題で埋め尽くされているということか、それともブロガーにはサッカー好きが多いということか?)


Materazzi denies terrorist insult
 BBC radio5が読唇術の専門家に見てもらったところ、”you’re the son of a terrorist whore” (お前は売女のテロリストの息子だ)と読めるという。
  いろんな新聞社が読唇術による解明を試みていて、そのどれもが「売女テロリスト」と読んでいるので、これは真実なんっじゃないかなと思う。

 一方、Ten O’Clock News の調べでは、マテの最初の言葉は「NO」、次に「落ち着け」、「うそつきめ」「お前と家族に醜い死を」(お母さんが入院していることを指したものか?)、そして「Go f*** yourself」だそうだ。
 ジダンは北アフリカのイスラム教国、アルジェリアからの移民の子供。ほんとうにマテが「テロリスト」呼ばわりしたとすれば、イスラムからの反発も予想される。


Most of France forgives Zidane
 パリジャン紙が802人を対象に調査したところによると、61%が「ジダンを許す」と答えたそうな。これに対し、27%は「許さん」とお怒りのご様子。
・ジダンの頭突きは理解できる、仕方ないと思った:52% 理解できない:32%

 仏レキップ紙が「世界中の子供たちに、あの頭突きをどう説明するのか。偉大な選手に値しない」と酷評したそうだが、こんな世の中にしておいて子供たちだけには「左の頬を打たれたら右の頬を出しなさい」的な説教を垂れる姿勢に私は賛成しない。
 やったもん勝ち、やられ損のこの世の中、だからこそ、どちらか一方だけを糾弾するのはおかしい。喧嘩両成敗というが、私は先に手を出したほうが悪いと思っている。


Materazzi says Zidane was “super arrogant”
 そりゃあ俺はジダンのシャツを引っ張ったさ。でもほんの数秒のことだぜ。そしたら奴が振り向いて、ものすごい横柄な態度で俺をつま先から頭までなめるようににらみつけたんだ。ジダンは「俺のシャツが欲しいんなら後でやるよ」って。ほんとだよ。そして俺は後ろに突き飛ばされたんだ。

 (ジダンの妹か母親を侮辱した、といううわさについて)
 そういう侮辱のうわさはよく聞くけど、根拠のないものだ。
 俺はジダンのことをテロリストだなんて呼んでない。俺は無実だよ。イスラムのテロリストがどんなものだかも知らないし。俺にとって、テロリストはこの子だけだよ(と10ヶ月の娘さんを指す)
 ほんとに、ジダンの母親のことなんか何も言ってないんだ。だって母親ってのは神聖なものだろ。

 そりゃあね。
 イタリア男にとっては何歳になっても、マンマの料理が世界一だそうですし。


退場のジダン「許そう」 肩持つ仏各紙
 許すも許さないもねーだべ。許す許さないをいう権利なんて誰にもねーだべ。大体これまでどんなにこの人に世話になったのか忘れたとは言わせねーだべ。
 大体ほんとに母親とか姉さんのことを言われたとしたんだったら、おめーらなら黙って立ち去れたのか? 自分ができもしないことを人に要求するんじゃない。
 私は別にジダンの肩を持つわけじゃない。えらそうな論調が嫌なだけだ。

2006.07.10

示談にしてはいかんよ、ジダン

■World waits for ZZ to break his silence

私が今日読んだEvening Standardの記事です。抜粋。

 もちろん、ジダンが沈黙を破って真相を明かさない限り、誰も本当のところを知ることはできない。もっとも品位があり私生活で寡黙な人間ほど、真相を明かす可能性は低い。
 だが、1つだけ確かなことがある。セリエAでジダンと闘った経験のあるマテラッツィは、どのボタンを押せばジダンの導火線に火をつけることができるかを正確に知っていたのである。

 どんな挑発行為があったにせよ、ジダンの反応は弁護できるものではないし、サッカーの展示会を台無しにしてしまったことには違いない。
 運のなかったダビド・トレゼゲはこう言った。「ジズーは顔をまっすぐ上げてここを去ることができる。しかしもう1人はそれができない。たとえW杯で優勝したとしても」

 もちろん、そんなことをマテラッツィは意に介していなかった。トロフィーにキスする彼は、呵責にさいなまれしょげたような表情などはしていなかった。
 その後彼は報道陣の前を「チャオ、チャオ、ラガッツィ」(バイバイ、みんな)とだけ叫びながら、陽気にスキップしながら通り過ぎていった。
 しかし、ここで考えてみて欲しい。彼はW杯でゴールを入れたにもかかわらずコメントすることをマネジメント側に一切禁じられた、史上初の選手なのである
 ゴール前からわざわざ50メートルも主審のエリソンドのところまで突進し、ジダンを退場させるよう告げ口したブッフォンの姿も、見ていて気分の良いものではなかった。
 要するに、私たちが目にしたものは、いつものイタリア仕事だけであった

 PK戦で「ここにジダンがいたら」と思わずにはいられなかった。
 「批判してはいけない。理解しようと努めなさい」…フランスサッカー協会のEscallettes氏は言う。
 そう、私たちは理解したい。たぶん、マテラッツィがその手助けをしてくれるだろう。

 こんなふうに見ているえげれす人もいます>猫屋さん


■What did he say? That is the question.

 退居終わりまして、居候先にやっと到着したばかりです。
 居候先にも快適ネット環境はあるのですが、パソコンのキーボードのキータッチが重いのが難点(結構神経質な私)。

 荷造り終えて、清掃業者に来てもらってる間暇だったんで、新聞読んでみました。そしたら、「ジズーかわいそう。マテラッツィにやられた」論調ばかり。英国は諸手をあげてジズーに同情している感じ。昨日のBBCでは「最後の最後で面汚し」という意見が多かったんで、あれ?てな感じですよ。大体イングランドはジズーに好意的なはずないと思ってたんだけど…

 弁護士がマテには「何もしゃべるな」と申し渡しているそうで、今のところあの時何を言ったのかについては何も伝わってきません。こちらの新聞では、「人種差別発言があった」とか「テロリストと言われた」とか憶測が飛び交ってますけど。
 そのうち真相は明らかになると思いますが、人種差別発言があったとしたらあれが没収試合になるのかというと、難しいと思うし…
 友達のアーセナルファンと「スペインやイタリアって、なんだかね…」と話をしてました。


Zidane blames Materazzi insults
 ジダーンのエージェントがこんなこと言ってます。

 ジダンは「マテラッツィに、自分にとってある重大なことを言われた」そうだ。だけど、具体的に何を言われたのかは口にしようとしないんだ。

 それを言ってくれそれを~。

 フランスの新聞では、マテがジダーンのお母さんを侮辱するようなことを言ったと報じられてるそうだ。親のこと言われたら誰だって腹立つよ。
 でも結局最優秀選手賞をもらったそうですし、フランス国民はシラクを筆頭にかえって「ジズーは最高の選手」と団結してるみたいですからこれはこれで良い幕切れだったのかなあ。シラクの政治の道具に使われないことを祈りますが。


Materazzi denies Zidane jibe
 ジダーンのことを「汚いテロリスト」と呼んだという疑いの出ているマテさん。なぜかパリにある反人種差別の団体、SOS Racismが「間違いなく、頭突きの数秒前にマテは人種差別的なフレーズを使った」と主張してるらしい。もちろんマテさんは全否定。「terroristだなんて、言葉の意味も知らないよ!」ってそこまで言わなくても。
 エロ テロリストって言葉だったら知ってたりして。


Bitter Gallas calls Italy ‘cheats’
 ギャラスがイタリア代表を「cheat」(いかさま 野郎)と呼んでます。

 イタリア人はいつもこうだ。もう言うのもいやんなるけど、試合を支配されてると思ったらいつもああやって挑発してくるんだよ。
 ああ、やつらはcheater(いかさま師)さ。でも、やめさせることもできない。FIFAも審判も、原因のほうは見てなくて結果のほうしか見てないんだからさ。
 敵が立派に戦って勝ったんだったらそれは受け入れるよ。だが、今回はそういうんじゃない。俺たちはジズーがどういう男か知ってる。ああいう反応をするようなやつじゃないよ。そりゃ、ああいうことをしちゃいけなかった。だが、彼は侮辱されたんだぜ?
 今回の事件は非常に深刻なものだと思う。ああいうやつら相手に戦うときは、ケツでも蹴り飛ばしてやりたくなるってもんだよ。あれはcheatだった。そしてやつらは、イタリア人だ。

 ギャラス、チェルシーに帰ってきたら「お前は違うぜ、カーロ!」って言っておいてね。


Claude bows out for Les Bleus
 チェルサポ的にはジダーンの件より重要ですが、マケレレ兄さんも代表を引退です。なんか若い衆よりよっぽど駆け回ってた気がしますが。
 もうどんなに予選で苦労しても復帰させませんのでヤロシクね。


■カテナチオの功罪

 わたくし普段セリエは見ませんのでイタリアのサッカーについてはまったく知りませんでしたが、うーん、これが引きこもりなのかぁ…。
 以前「Italian Job」というヴィアリの本の抄訳を取り上げましたけど、あそこでスベンがこんなことをいってました。

 残り15分で1-0でリードしている時、イタリアであればとにかく引きこもって守り抜くことを考えます。イングランドではこれまでどおり、とにかく攻撃し続けるのです。攻め続けること以外、ファンは許してくれないのです
 そこがイングランドとイタリアのフットボールの一番大きな違いだと思います。

 たぶん、昨日みたいなプレイをイングランドがやったら、ファンからはブーイングが起こったんじゃないかなあ。そりゃ、究極的には勝てばいいんだけどさ。
 スカイスポーツのキャスターが、ずっと現地でリポートをしてたおひげの記者に「ベストなチームが勝った((C)Mourinho)、と言えるでしょうか?」と聞かれて、1秒つまり、そのあとイエスともノーとも言わなかったのがすべてを象徴していたような気がしました。
 いえ、みなさんが言うほどフランスも良かったような気はしないのです個人的に言うと。私の2006年W杯は準々決勝の90分でほとんど終わり、準決勝のグロッソのゴールで終幕を迎えた気がします。えらそうだなオイ。


■今大会で印象深かったこと

 ogとPKの2点しか失点しなかったカテナチオもあれですけども…
 イタリア優勝ですか。→次はスイスだっ★(イングランドサッカーファンのブログ)でも書いてありますが、失点ないのに敗退したスイスってどんなんや、みたいな。
 でもユーロはオーストリアと共同開催だから予選なし、っつーのもおいしい。今回のドイツみたいに「予選なかったんでなんか調子狂ったなぁ」みたいなことにならなければ、おもしろいものを見れるんじゃないでしょうか。センちゃんもそのころにはもっと成長しているでしょう。いえ、最初からふけ顔ですが…。

 (ステキ帽さんは受験だそうで。頑張ってくださいね。いまだに受験の夢を見る三十路お姉さんより)


■新型ボールはGK泣かせ、のはずが…

 海外サッカー感想球によると、今大会は史上初のハットトリックが1度も無い大会になってしまったらしい。開催前はロビンソンも新型ボールに慎重な見方を示していましたが、ふたを開けてみれば派手なゴールはあまりありませんでした。
 守備がザルでどっかんどっかん蹴りまくって5-4、とかいう試合もいかがなものかとは思いますが、あまりに1-0だの1-1でPKだのそんな試合が多いと退屈ですよねえ。

 BBCの「最優秀ゴールだったで賞」は、例のパスを23回続けてシュートにつなげたゴール(カンビアッソだったっけ?)になりました。でももちろん、私の最優秀ゴールは翼君なみのジョーのドライブシュートです。

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2006.07.10

ふと思い出したW杯決勝戦

・気づいたらガッツさんが下を脱いで白いブリーフ姿になっていた。あわわ…
 (ブリーフといえば白なのか?)
 キャプションも「Gennaro Gattuso of Italy celebrates his team’s victory minus his shorts」となってるし。
 しかし上は脱がなかったところがシセと違う。
・getty見たら、見事にお尻の割れ目もくっきりなパンツ姿の写真が…(^_^;
・キックオフ前に「レ・ブルーといいながらフランスのユニは白です」と言われていた。アッズーリのユニが青だった関係か。
・なのに、表彰式の紙ふぶきが真っ白白だったのはどういうことか?
・カモラネージは髪切ったんですか? 表彰式の前に? 控え室で?? あの大和時代のような髪型は願掛けだったのだろうか。本当にジョーダンズだ。
・カンナバロがテーブルの上に上がった時、「お、落ちる!!」「テーブル壊れる!」とひとごとながらすごく心配していた私。
・ブッフォンが結構美男子であることに今になって気づいた私。
・そんなこと書きつつgetty imagesを見てたら、テレビでベット・ミドラーの「Wind Beneath My Wings」が流れた。なんか結構歌詞の内容が合っていて感動。

071001.jpg
・英語で言うとheadscarfだけど、日本語で言うとそれは「ほっかむり」と言いますよトッティさん。
・ジュールルメに帽子をかぶせようという 待てラッツィさんの無謀。
・待てラッツィさん、なぜユニを後ろ前に? 「俺はマテラッツィだ、名前覚えてね♪」ってこと?
・あっ、客席にシュレーダー元首相。

・いいなぁ…ここに立ってたのはイングランドのはずだったのに…ジュールルメをテリーが掲げてさあ。(※ベッカムはなぜか退場でいないという設定)


・一方のフランス
・あ、シセ来てたんだ…松葉杖でスーツ姿です。
・PKはほんと、宝くじみたいなもんですからね…泣くに泣けないよ(泣いてるけど)。それに、どっかのチームと違って1人以外みんな入れてますからね。言ってて悲しくなってきた。

・まあ大会中2得点しか許さず、1点はog、もう1点はPKというのは立派ですよ(立派なリッピ、って寒い駄洒落が今頭に浮かびました)。
・でも4年後、いや、2年後こそは負かしてやる!!!

2006.07.09

Italy 1-1 France(PK 3-2) (Final)

 FIFA公式「俺はデルピエロに幸運を運ぶ」で言っている通り、Oasisのノエル兄がちゃんとオリンピア・シュタディオンに来てます。スタジアムを臨む丘でBBCにインタビューされてましたが、ちゃんと「彼に幸運を届けるために、あの時と同じ服、同じ下着、そして同じ靴下で」だそうです。でも「負けちゃったら俺のせいになるかもなー、下着洗っちゃったからな!」と言ってました。一応洗うのね!(笑)
 マンシティファンののえるんは、「1-0かPK戦でイタリア」と予想。イタリアが勝ったら、下着をe-bayでオークションにかけるそうです!

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2006.07.08

ドイツ 3-1 ポルトガル(3位決定戦)

 お休みする予定でしたが、パウロがスタメンなので嬉しくて、どうにもたまらず書いております…(笑)

・フィーゴはスタメンじゃない。フェリぽんとbust upがあり、試合の前に引退したらしい。
・譲ったレーマンはgenerousだとか言ってるが、当然だと思う。しかしカーンも年取ったな。
・一方、リッキーは累積で出場停止(涙) パウロ・フェレイラが初のスタメン。わーい。
・ドイツではラームがかわいいね。チェルシー来ないかな…
・ついでに三郎さんも来ないかな…(選手余ってるだろう!)
・しかし、代表だとどうして輝くんだマニシェ…
パウロー♪(それ「アムロー♪」だろう)
・セットプレーで壁になる選手がみんなそろって右腕を左側に回してるのはなんかかわいい。
・リカルドー。むかつくほど上手い~。
・デコはもうブラジル人に見えないー
・今日はもう累積気にする必要なしー
・今日は妙に選手の肉声がよく聞こえませんか? さっきから「パウロ、パウロー!!!」と言ってるのが聞こえる。リカルド?
・クリスチアーノさあ、転ぶのはまあ100万歩譲っていいとしても、審判の顔見ながら転ぶのやめようやー。そこまでやるとちょっとついてけないわ。もう完全にBBCはそういう撮り方してるぜ?

・HT。マーティン・オニール、「史上最も意味のない試合」と言い切りスタジオ内の爆笑を誘う。あんた・・・身もふたもないことを…。
・リネカー、それを受けて「控え室で監督は、『よし、野郎ども、3位のために闘おうぜ!』とか言うんですかね」
・ルニ坊は2試合出場停止らしい…
・泣き虫を突き飛ばしたシーン。よく見たら、レッドカードが掲げられた瞬間、左下のほうでテリー君がレッドカードを二度見してます!(笑) 悲しいシーンだけど笑える。
・リネカー「この試合をイングランドがやってたら、テオ・ウォルコットが出てたかもしれませんね!」。そうですね!(いいとも風に)

・後半は動きました。しゅばいんさんは2得点。1点目はリカルドの判断ミスだったようですが、2点目は文句なし。あれは取れん。
・ペティートのogは、ものすごいシュートでした。あれが自分のゴールなら…
・今日のポルトガルはイマイチ攻守ともに落ち着きませんでした。ただ、デコは光ってたと思います。
・最後にフィーゴが出てきましたね。カーンはクリーンシートで最後を飾れなかったけど、フィーゴのあのクロスは素晴らしかったし花を持たせてあげられてよかったんじゃないかと。もちろんヌーノ・ゴメスのどんぴしゃダイビング・ヘッダーは見ごたえ十分でした。あれをストライカーの仕事というのよね。
・リネカー、「クローゼを下げたのは、あと1点で自分の記録(11点)に並ぶからじゃないんですか?」(笑)
・これで当分、クリンシーの中腰になって「ああああーーー!!」と悔しがるシーンが見れなくなるのは残念だ。彼はドイツの若い衆のいいお父さん(若きお父さん)であった。

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