2009.12.29
■Mourinho: I feel the love(The Sun)
●2年以上ぶりのスタンフォード・ブリッジ
愛されているのを感じる。本当に愛されているのを感じるよ。
とても感傷的になっている。
辞めてからロンドンに来たのはたった2度目だが、スタンフォード・ブリッジには今回が初めてだ。戻ってこられて本当にうれしい。たくさんの友人にも会えた。
長いこと戻ってこなかったのは、邪魔をしたくなかったからだ。チェルシーは3ヶ月ごとに監督をとっかえひっかえしていたし、そういうのを見たくなかった。自分が来ることで問題を起こしたくもなかった。
それに、戻ってくるのがつらかったということもある。
私はここですばらしい日々を送った。ここが好きだったし、辞めたいなどと1度も思ったことがなかったからだ。
辞めるのはつらかった。だから、ここを再び訪れることはいつもつらかった。
しかし、時は流れ、私はまた戻ってくることができた。チェルシーはプレミアリーグのトップに立っているからだ。
だからそんなハッピーなチェルシーにまた戻ってこれて、とてもうれしい。
私はここを本当に愛していたし、辞めなければならなくなった時は本当に悲しかったのだから。
とても良い気分だ。スタンフォード・ブリッジは私の家だし、リーグではこのスタジアムで3年以上も負けたことがなかった。負けたのはCLの1試合だけだった。
いろいろなことを思い出すな。私はここにいてとても幸せだった。私は決してそれを忘れない、そしてチェルシーのファンも忘れない。イングランドの人々も忘れないだろう。
私が彼らのためにしたことや、イングランドフットボールのためにしたことを、彼らは決して忘れないだろう。
●チェルシーは「優勝できる」
チェルシーは今季また優勝できると、本当に思っているよ。彼らはリーグのトップで、リバプールがすでにタイトルレースから脱落したのは間違いないように思う。
マンUも迫っているが、クリスチアーノ・ロナウドがいた頃のチームとは変わってしまったようだ。彼は世界でも最高の選手なのだからな。彼がいるのといないのとでは、マンUはまったく違うチームになる。
アーセナルも迫っているが、彼らは首位を狙える位置になるといつも、おかしなことをやらかす…バーンリーと引き分けたりな。
だから、チェルシーに対して優勝への道は開かれている。プレミアですべてうまくいくように願っている。
しかし、もちろんCLは別だ。われらインテルがチェルシーと闘うのだからな。
確かに難しい抽選結果になったが、それはチェルシーにとっても同じはずだ。だから私たちは勝ちに行く、間違いなく!
●セレブレーションはやらない
ポルト時代、2004年のCLマンU戦でライン際まで駆けていった時のことは忘れられない。だが、SBではやらない。セレブレーションもしない。
インテルが勝っても、私は何もしない。私はチェルシーと愛し合っていたのだから、私はセレブレーションをしない。
私はいまでもこのクラブを愛しているし、このチームで働いている人々を尊敬している。ファンや選手のこともだ。アネルカとイバノビッチ以外は、まだ私のチームなのだ。私にとってとても重要な人々なのだ。
●みんなから歓待されて
私はここに宿題をやるために来たのだが、同時に感激を得るためにやってきた。
できるならCLの前に来たかった。なぜなら、戻ると不思議な気持ちになることは分かっていたからだ。美しく、そしてとても不思議な気持ちに。
冷静に、集中して、かつリラックスした気持ちで試合を見たかった。プロフェッショナルな気持ちで、試合だけに集中したかった。
だから、今日のことは私にとってはすべてハプニングだ。あふれてくるいろいろな感情を楽しみ、ただ受け止めるしかしようがない。
最初にスタジアムから離れたところにクルマを止め、そこから歩いてきたのだが、すぐにファンに取り囲まれてしまった。
スタジアムに着いて、ここで一緒に働いていた人々みんなと会った。私が来ることをみんな知っていて、あいさつしに来てくれた。アシュリー・コールに会った。ジョン・テリーやフランク・ランパードとも話した。みんな暖かかったよ。
ローマン(・アブラモビッチ)は仕事でいなかったが、電話をくれて、とても親切にしてくれた。「私のボックス席を使ってくれていいよ」と言ってくれたので、そこで誰にも邪魔されずに宿題をすることができた。
しかし、多くの人に注目されたことについて不満を言うつもりはない。
これは帰省のようなものなのだ。すべての人たちから愛を感じた。じんとくる、とても感動的な経験だった。
ファンはみんな、「お帰り」とか「戻ってこいよ」と言ってくれた。「チェルシーに戻れないのなら、プレミアにでもいいから戻ってこいよ」とすら言ってくれた。でも、ほとんどの人たちが「チェルシーに戻ってこいよ」と言っていたよ。
2009.08.10
■<サッカー>凍り付く会見場!「記者が素人だからが進歩しない」、伊の「奇人」監督が放言―中国(Record China)
言ってることはいつものモウリーニョ節なんだけど、ついにというか、あーあー、怖い人たちを敵に回しちゃったよ…よく、凍りつくくらいですんだな。
それと、モウさんは奇人じゃないもん。むしろ貴人だもん。
2009.08.07
■Chelsea rile Mourinho over deals (BBC)
チェルシーの選手が私のところでプレイするのはとても難しい。私が関心を持ったチェルシーの選手は全部そうだ。
「デコは、ほとんどフリートランスファーで獲得できる」と言われていた。それが、インテルが興味を持ったと知るやいなや、2週間後には500万ポンドになり、カルバーリョにいたっては1500万ポンドにつりあがった。そんな感じだ。
(ガナやスパーズがヴィエラに関心を持っていること関して)
ヴィエラがほしいのなら、私に言うことだ。
今のところ、トッテナムからもアーセナルからも何の連絡もない。
2009.05.12
■Jose Mourinho’s wonder goal(the Sun)
インテルのトレーニングセッションにて。
…それにしても、くたびれすぎでは?
2009.04.21
■Neville inspired by Mourinho chat(BBC)
ACミランがマンチェスターに来た時(いつのこと?)、ホテルで寝坊弟とモウさんが話したんだそうで。どこのチームでというのではないけど、いつかは監督をやってみたいなーと思ったそうです。
モウさんはとてオープンで、監督業のことや選手、監督をやりながらの家族との生活についてもいろいろ話してくれたそうで。1時間半の話の間、ほとんどモウさんが話してて、弟は聞き役だったそうですが、一番心に残ったのは「監督業に『これさえやれば大丈夫』という魔法の法則というのはなくて、ものごとをシンプルに行うのが一番だ」という言葉だったそうです。
2009.04.19
プレミアの仇をFAカップで返した!
いやいや~、ようやくちょっとチェルシーらしくなりました。3-1とか4-4とか、心臓に悪いので。
立ち上がりはほんとにグダグダでしたが、点取られてからがチェルシーなんでしょうな。これはモウ時代から変わらない。モチベーションでプレイをするタイプ。
ドログバが得点して勝つと全体の雰囲気が盛り上がるのでいいですね(でもユニは脱ぐな)。
少々、仮想バルサとして見ていた部分があったのですが、やっぱり打ち合いになるのかなと思ってしまいました。守備はもう少しいじらないといけないな。イバノビッチはやっぱり、本職じゃないな。チェフは、テオのあれは触ってたよな~~~惜しい。(クディチーニがいなくなった影響というのは、あるだろうな…)
どろはバルサ戦も、あんな感じでよし。マルーダはまだ、まぐれだと思ってます(笑) マルーダは、アフロからドレッドにして調子よくなったような…
試合以外の部分なのですが…
・今回、粕谷んたちは現地からの実況中継で、スタジアムの雰囲気がバッチリ伝わってきたのも良かったです。放映権の関係だと思いますが、プレミアの中継では試合前と試合後の映像がぷつんと切れていることがほとんどで、気になっていました。
Jリーグもそうだと思いますが、勝ったチームのファンにとっては試合後の数十分間、スタジアムはディスコと化すのです。あれを体験しないと、なんか勝ったという実感がないのでね。
・メディア席の近くにガナサポが陣取っているらしく、チェルシーに「F**kin S**t」とか「Ashley c**t」とか(苦笑)お下品な大ブーイングしてるのがいちいち聞こえてちょっと気分悪かったです。
でも、同点にされてからはすっかり静かになり、たまに「Come on Arsenal!」とかつぶやいたりするだけになって気分良かったです。
・パス回しが美しいとか良く言われているけど、回してる間にかっさらわれて決められたんじゃ意味ないんでねぇ…:-P この試合にも危ないところがありました。
笑ったところ
・ジョーのあれはスーツ? なんかグレイの変なカーディガンに見えたので、まだ寒いのかなと思ってしまった。よく見ると七三分けに!!(涙)
・いつまでもシルベストルのハンドに抗議するどろ。そういえばべんげるは、ルマン時代にどろを獲ろうと思ってたらしい。
・今日もやっぱりカッカしてるバラック
・変なパスして、粕谷んに「あぶなぁ~~~い」と言われるカルー
そういえば、コートジボワール人が3人も出てる。フランス語圏の選手を入れるともっといる。
・3人シルベストル、コロちゃん、どろが倒れてるシーン(笑)
・MoMは試合が終わる前に発表なんだよ普通!!! じゃないと誰も聞いてくれないだろ。
これで5月30日のFAカップ決勝が、ヒディンクの最後の試合ということになりました。本人も「完璧なシナリオ」と言ってます。
有終の美を飾るためにも優勝だ!!!
・マルーダのセレブレーションにまったく感動していないチームメイトたち(特にランパード。「何それ?」)
・デニウソンをぶっちぎるエシアン
・若造をちょいちょいっと交わすどろ
・もう後は見てるしかない若造
・いえーい、脱いじゃうもんね~。見逃してくれよ。
・やっぱり見逃してくれない、ノリ悪い審判。どろ「チェッ」
・クソっ、今日はダンスを見せるシーンがなかった…のべんげる
・クックロビン音頭を正面から見たところ
・セス君、ばんばんともに見せ場なし
・スクラム組んで、優勝へゴー
2009.03.09
■My Blues would not fail(The Sun)
そう、今イングランドで最強のチームは漫遊だ。だが、私が去った後のプレミアリーグは良くなっただろうか。私が去った後、漫遊は楽勝で優勝した。それは、彼らに匹敵するようなチームをまとめあげられる監督がいなかったからだ。
確かに、漫遊の選手たちは強い。しかし、彼らはチェルシーやリバプールの選手たちよりはるかに強いのだろうか? 私はそうは思わない。何かに問題があり、誰かに責任があるのだ。
チェルシーには安定性がない。アーセナルには勝ち目がなく、リバプールは脅かされている。いずれのチームも、自分たちが優勝できると確信しているとは思えない。
私が監督だったら、自分のチームがこんなふうに首位から引き離されることは許さない。まだ3月上旬だというのに、こんなに首位から離されるなぞ屈辱だ。
「Arsenal are nowhere 」っていうのには笑いました。もしかして、4位以内にいないので文字通り「どこにもいない」と訳すべきかも知れませんが。
2009.02.16
■Mourinho predicts return to Chelsea(BBC)
イングランドのマスコミさんよぉ。
いくらなんでも、空気読まなさすぎだろう。
チェルシーは私にとって特別な場所だし、特別な友達もいる。
私はチェルシーにとっての1ページだし、チェルシーは私にとっての1ページでもある。
彼らは1年かそこらで2回も監督が変わった。私にとっても、聞いていて楽しくなる話ではない。私は、彼らに安定が訪れることを望んでいる。そして、優勝杯をまた手にすることを祈っている。
なぜなら、あのクラブは2004年、2005年、2006年と変わった。彼らは、勝つ時に味わえる良い気持ちを知っている。それを知らなければ、負ける時の苦い気持ちとともにすごしたいとは思わないだろう。
だから、彼らの幸せを心から望んでいる。
「チェルシーに戻りたいか」と聞かれたら、答えはイエスだ。私は戻りたいと思う。なぜなら、私たちはともにいてとても幸せだったからだ。私はそう思う。
ただ、私が「いつかは戻りたい」と言う時、それは特定のタイミングをさして「いつ」と言っているわけではない。
私は「いつかスペインで監督をするだろう」と言う。「いつかポルトガル代表の監督をする」と言う。私はまだ若く、まだ20年以上も監督としてやっていけるからだ。でも、今は、インテル、インテル、インテルだ。それ以外のことは考えない。
–イングランドとイタリアのファンはどう違いますか。
同じだ。私を好きになってくれる人もいれば、私を毛嫌いする人もいる。私のことなどどうでもいいという人もいる(笑) 基本的には同じだ。
たぶん、チェルシーのファンは私に対して特別な思いを抱いているだろう。何せ、50年ぶりの優勝をもたらしたのだからな。
ただ、それほど大きな違いだとは思わない。
–チェルシーは変わったと思いますか。
私のいたころは、2年で6つのトロフィーを取った。今は、1年半でゼロだ。これは「変化」と言えるだろう。
この「変化」は、人々を当惑させた。彼らは、勝つことに慣れていたからだ。選手たちは勝つことの意味を知っており、サポーターもそれに慣れていた。であるから、チームが勝てなくなれば毎日つらくなるし、幸せでもなくなる。
でも、こんなことは特段ドラマではなく、大騒ぎすべきことだとは思わない。チェルシーにはまだ3つトーナメントが残っているのだから。
公平に見て、チェルシーは1年半優勝していないが、アーセナルは5年も優勝していないではないか。なのに、アーセナルはみんな平和そうだ。
だから、チェルシーはちょっと特性の違うクラブなのかもしれない。「勝つ」ことが特性なのだ。勝たなければ満足しないクラブなのだ。
監督が新しいクラブに来る時、私たちは言い訳をする余地がたくさんある。「私には時間が必要だ」とか。厚顔無恥にもね。そして、1年目で優勝できず、2年目でも優勝できなくても、「私には時間が必要だ」と言い続けるのだ。3年、4年、5年と優勝できなくても、監督はもっと待ってくれと、時間をくれと要求し続けるのだ。
しかし、私にはそのような生き方はできない。
リスクはあるだろうが、私はリスクを取りに行く。「1年目だって優勝できる」と私は宣言する。優勝できなければ、それは失敗だ。しかし、私はそういうふうに生きるのが好きなのだ。プレッシャーのもとに自分を置くのが好きなのだ。
モウさん…
どんだけベンゲルが嫌いなんですか……
さすがに最近使ってないせいか、英語がちょっと下手になってる気がするよ、モウさん。
いや、といっても私よりははるかに上手いですが。