前のエントリで「CL決勝は見ません。どうでもいいので」と書いたのですが、にもかかわらず、どうしてふと目が覚めてテレビをつけたらCLアンセムをやってるのか…orz
実は、寝る前にチャンネル(地上波)をザッピングしてたら、ダバディさんとキムタクと香取慎吾が出てて、「アテネから中継」って表示されてるじゃあないですか。
え、なんでアテネ? と思ったら、3人とも「今回はホーム扱いになったにもかかわらず、ミランは2年前と同じ白いユニを選択した」とか言ってるので、どういうことか分かりました。
決勝見に来てるんじゃん…
ダバディはあれとして、なぜこの2人…
「サッカーファンとして」とか言ってるけどほんとなの?
さらに、地上波でそんな前振りやってるからもしや、と思ったらやっぱり、地上波で生中継やってる…
あまり地上波の実況解説にいい印象がないのですが、地上波だとワイド画面なのでそちらで眺めております。
たぶん最後まで起きていられないのでそのうち寝ると思いますが。
マルディーニ大先生、間に合いましたね。今日も素敵だわ。
ジェラード足長い…今日も床屋に行ったばかりのようにつやつやだわ。
アッガーが坊主刈りだわ。
まだ10分くらいですが、守備ガチガチかと思いきやどっちもわりと穴がありそな感じ。今のところ0-0でPK戦、ということにはなりそうにない気がします。
クラウチはあれとしても、ベラミーまでベンチとは、結構余裕を見た布陣っすね。
やっぱり不治テレビの実況はミラン寄り(というかカカ寄り)ですねー。「これがミランの攻撃力」とか歯の浮くような台詞言ってるぞ。マルセイユ・ルーレットでものすごい沸いてる。
でもこれは、ミランのほうが人気があるというより、この2チームの中でカカが一番祭り上げやすい選手だからだと思う。トップスコアラーであり、危険で、何より美形だからだというだけの理由。日本の実況解説のfavouriteなんてころころ変わるんだから。
「シャビ・アロンソ、華麗なプレー」とかって、どこがどう華麗なのか説明して欲しい。それが実況というお仕事でしょうが。変な解釈しすぎなんだよなー。カカがさっきマルセイユターンやったことと、アロンソのフェイント?は無関係であって、別に「俺もできるぞ」と対抗してやったわけじゃないって。
さっきのアロンソのシュートは絶好機だったのに惜しかったなー。
りばぽは左からのクロスの精度がイマイチ。ジェラードはちゃんといい位置で待ってるんだけど、いいボールがもらえなかったり足に合わなかったり。
カイトにも絶好機があったけどちゃんとネスタがケアしている。そのへんは上手い。
わー、なんか嫌な時間帯に入れられちゃいました。もうほとんど前半終了まぎわ、カカがアロンソに倒されてFKげっとー。ピルロ
が蹴った低めのシュートがピッポに当たっちゃって?ゴール。
カカは上手くFK貰いました。
嫌な時間帯ではありましたが、りばぽは逆境に強いし前回ひっくり返したという自信はあるからまだ全然分からないですね。
それにしても地上波の実況、「
あの悔しさを、イスタンブールの屈辱を、このアテネで晴らして見せる! ピルロが決めたー!」とかほんまに聞いてるこっちが恥ずかしいです。別にあれはミランとしては、悔しかっただろうけど屈辱というわけじゃないでしょ。その言い方はちょっと馬鹿にしてるよ。
後半、両チームともなかなかチャンスを作らせてもらえなかったなかで、一瞬の隙を突いて飛び出したピッポはさすがでした。あんなふうに突かれることがあるのか、とびっくりしました。
私にサッカーを教えてくれた人がミランファンで、それも不遇の時でもずっとインザーギファンだったので、ちょっと嬉しいかも。
とはいえ、りばぽも(当たり前ですが)最後まで諦めず。キューも意外と良かったが、クラウチ投入で少しテンポが変わり、アッガー->カイトとヘディングでつないでゴール。意地を見せました。
が、反撃もここまででした。
ミランはそれほど危険さを漂わせてたわけじゃないけど、常にどっしりと落ち着いて構えていました。不敵なほど、ふてぶてしさまで感じられました。後ろはがっちり落ち着いてて、ベテランさんが「
ま、好きに遊んで、かき回して来いやカカ。跳ね返されたら俺らがいるけん」みたいな感じ。
私は伝統とかそういうものを積極的に評価するわけではないですが、勝者のメンタリティというのは感じるとするならこういう感覚なのかなと思いました。(りばぽだって伝統や勝者のメンタリティに関してはミランに引けをとらないわけですけど)
りばぽはなんか、戦術的なものが見えなかった気はしました。ホーム/アウェーの1st legならこの試合運びでもよかったのかもしれないけど、決勝は一発勝負だったわけで。
まあここまで来たら小手先のテクニックよりとにかく精神力の問題という気もしますが、何をやりたかったのかわからなかったな。ミランにうまいこと抑えられたというべきなのか、それともりばぽ側が試合を変えるほどの何かを持ち込めなかったというべきなのかよう分かりません。チャンスとしてはそれほど変わらなかった気がするので。
りばぽファンも、それほど「ガーン!」ってきてる人はいないんじゃないかなと思われるほどぼんやりとした敗北でした。
以前「ラファは考えすぎ」と書いている人がいましたが、今日もそうだったのかな。いやもう、終わった後でつべこべ言ってもたらればでしかないのですが、もう少し早くクラウチなりなんなり投入できなかったものかなと。ジェラードは十分、ゴールのにおいをさせてたけど、それ以外は…
(けなしてるわけじゃないですよ。やっぱり胸は痛みますから)
なんでチェルシーがこのりばぽに勝ちきれなかったのかなあ。不思議だわ(負けていませんので念のため(汗))。りばぽがどうこういうより、やっぱりミランの老獪さの域にはまだ達していないということだわね、あたしたち。
マルディーニ大先生は5回目の大耳だそうです。
でもイタリアはW杯でも優勝して、CLでもこれで、なんかずるい(笑)
ジェラードはちょっと目が赤かったような気もします。(けどいつもがああなのであまり変わりないようにも見える)
エリザベスはピッチに膝を抱えて座り込んでいました。カイトはシャツを悔しそうにくわえていました。
ラファは、試合後に腕時計を何度も指差していたのですが、あれはたぶんinjury timeの終了がちょっと早かったのに抗議してたのかなと。それとも3分は短すぎだってこと?
表彰式の前に、ジェラードのチャントとユルネバが聞こえました。
そう、うちがプレミアで2位が確定した時にも書きましたが、ファンにとって、サッカーが続く限りチャンスは永遠なんですね。
下を向く必要はないし、下を向いてる暇はないですよね。
言うまでもなく、来年のCLは今の瞬間から始まっているんですから。